球技に必要な栄養学 お母さんに見てほしい記事
当院では,清須市や北名古屋市の少年野球チームのサポートも行っています。
また、野球を頑張る小中学生もメンテナンスのために多く来院しています。
球技では筋力向上と試合中グラウンドを動き回る持久力、ボールを操る技術がポイントとなります。
つまりたんぱく質とビタミン、ミネラルで筋肉や骨を強化し、糖質をとることによって集中力を保つことが大切です。
たんぱく質を積極的にとり、筋力向上を図ることでケガの予防にもつながります。
そして骨、腱、靭帯の強化が必要になるため骨の構成材料となるカルシウム、
カルシウムの吸収を助けるビタミンD、各組織を強化するビタミンCをとることも大切です。
試合時間が長くなることも考慮し心肺機能を上げることと、運動中に作られる乳酸を効率よく処理する能力が必要となります。
また、試合中は長時間集中するため、糖質はこまめに補給することが必要となります。
そこで忘れてはならないことが、ビタミンB1です。
糖質がうまく体で使われるためにビタミンB1が必要になります。
最後まで試合に集中しできるよう、糖質と合わせて豆腐、納豆、ハムなどのビタミンB1を意識してとることをおすすめします。
かつて日本を金メダルに導いた女子ソフトボールチームのピッチャー上野由岐子選手。
上野選手率いるチームをサポートした栄養士さんは延長戦になることも考慮して、
試合中に集中力が切れないよう、最後まで戦えるように、と食事を考えていたそうです。
延長戦の事まで考えて栄養を計算して食べましょう!
とはなかなか難しいですよね。
ですが、日頃から体の各組織を強くすること、
スタミナや集中力が切れないようこまめに糖質をとることを意識することからはじめられたら良いと思います。