栄養学 サルコペニア➁ 成長期の子供
前回は高齢者のサルコペニアをビルに例えて説明しましたが、
成長期の子どもをビルに例えるとどうでしょうか。
しっかり栄養を摂らずに成長がすすめば、
1部屋が狭く、部屋数も少ない、基盤ができでいない高層ビルができてしまう。(=痩せ)
逆に、過剰に栄養を摂りすぎたら、
1部屋が広すぎのビルができてしまいます。(=肥満)
成長には
・良好な栄養状態
・適度な身体活動
・適切な生活習慣
が必要なのです。
そしてここからが特に重要!
食事で摂った栄養は日々の活動や身体の臓器が動くために使われます。
そこで余った栄養が成長にまわるのです。
ということは、成長期に過剰に運動をすれば身体が大きくなるための栄養が残されなくなってしまうということです。
また、スポーツチームの練習や部活などで夜遅くまで運動をし、そこから学校の宿題、食事、入浴…
眠りにつくのは日付が変わっているということはありませんか?
子どもの成長にとって睡眠、休養はとても大切なのです。
いくらスポーツの技術向上のために練習をしても、スポーツをするための体が仕上がっていなければ元も子もありませんね。
育ち盛りの子どもたちには適切な食事、休養、運動のバランスを提供していきたいものです。