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成長期必要なもの 当院管理栄養士

成長期に必要なもの

 

最近ではスーパーやドラッグストアで子供向けの栄養補助食品をよく見かけるようになりました。

たんぱく質やカルシウムなど、それぞれの栄養には意味があり、どれも欠かすことはできません。

では、子供の成長に栄養補助食品は必ずしも必要なものなのでしょうか?

 

成長期の食事バランスで頂点(重要度が低い)の「サプリ(栄養補助食品)」。

 

例えば

カルシウムがたくさん含まれることが売りの成長サプリ。

1回分のカルシウムは約225㎎。

これは牛乳1杯200mlに含まれるカルシウム230㎎とほぼ同量。

成長ホルモンの分泌に関わるアルギニンは約2500㎎。

鶏むね肉130gで2000㎎のアルギニンをとることができます。

 

たんぱく質補給におなじみのプロテイン。

含まれるたんぱく質は

バーに約8g、パウダーに約15g、ゼリーに約5g。

牛乳1杯200mlには7gのたんぱく質が含まれています。

 

栄養補助食品は手軽に手に入り、持ち運びに便利。

最も適したタイミングで栄養をとることができ、衛生面でも重宝されます。

 

ただ、「手軽に食べられる」ということはデメリットになる場合もあります。

食べ物をかむこと、「咀嚼」にはとても重要な役割があります。

消化吸収を促し、安定性や平衡感覚、判断力、コミュニケーション力、集中力を養うことやストレスの緩和にもつながります。

 

栄養補助食品を必ずしも使った方が良い、使ってはいけない、ということは一概には言えませんが、場面に応じて適切に活用できると良いですね。

 

※エナジードリンクを試合に持ってくる親御さんを見かけることがありますが、

カフェインを含むため子供には飲ませないようにしてください。

こどものカフェイン過剰摂取は体に悪影響を及ぼすことがあります。