衝撃波の良さ。 なぜ導入したのか?
体外衝撃波(ESWT = extracorporeal shock wave therapy)を使うと、接骨院や整形外科でこんなような効果が期待されます(研究や臨床報告をもとに整理しました)👇 (PubMed)
✔️ ① 痛みの軽減(疼痛緩和)
体外衝撃波は患部に衝撃波が作用することで**痛みの感じ方を抑える「鎮痛効果」**があります。これは神経への刺激や痛みの伝達の抑制、炎症の低下など複数のメカニズムによるものと言われています。
→ 慢性的な腱炎や肩・肘・かかとの痛みなどで痛みが減る、という報告が複数あります。 (PubMed)
✔️ ② 血流改善・血管新生(再生促進)
衝撃波が組織に当たることで**新しい血管の形成(血管新生)**が促され、患部への血流が増えると考えられています。これにより酸素や栄養が届きやすくなり、自然治癒力が高まるという効果が期待されます。 (PubMed)
✔️ ③ 組織再生(細胞機能を活性化)
衝撃波による刺激で、
コラーゲンの合成が促進される
細胞の増殖が活発になる
炎症性物質の低下
などの修復反応が起こるという報告があります。これにより、腱・靭帯・軟部組織の治癒をサポートします。 (PubMed)
✔️ ④ 慢性炎症の抑制
痛みの原因のひとつである炎症を和らげたり調整したりする作用があるとされています。これが痛みの改善につながることもあります。 (MedicalPoint International Hospital)
✔️ ⑤ 石灰化・瘢痕組織への作用
長く続く痛みの原因として石灰(カルシウム)沈着や瘢痕(古い傷の組織)が関わる場合がありますが、衝撃波がこれらを分散・分解する助けになるケースも報告されています。 (MedicalPoint International Hospital)
✔️ ⑥ 可動域・機能改善(間接的な効果)
痛みが緩和することで関節の動きが良くなったり、筋肉・腱の柔軟性がアップしたりすることがあります。状況によっては、日常動作の制限が軽くなることもあります。 (PubMed)
✨ よく使われる適応例(体外衝撃波が検討される症状)
※こちらは効果そのものではありませんが、よく臨床で使われる例です:
足底腱膜炎(かかとの痛み)
腱炎(テニス肘・ゴルフ肘・アキレス腱炎など)
肩の腱板炎・石灰沈着
慢性の筋・腱・靭帯痛
体外衝撃波治療は、痛みを軽減し、血流や組織の治癒反応を促すことで「慢性痛の改善」と「自然治癒力のサポート」に役立つ非侵襲的治療法です。血管新生やコラーゲン生成の促進、炎症の調整など、複数の作用で痛みの原因にアプローチします。